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定植準備 腐葉土の搬入
 
温床により育苗
 
台木影武者に桃太郎サニーを接ぎ木する。
 
定植作業
 
1段完熟
 
収穫風景
 
 
農協の選果場ここから市場へ


 小川農場は標高670mに位置するため トマト栽培は夏から秋にかけて収穫する
夏秋とまと栽培と言います。
トマト栽培期間中つ梅雨期や盛夏期台風時期を含みますのでトマトの生理上
栽培技術が難しく成果が期待通りにならないことが多くあります。

 小川農場の栽培品種はタキイ種苗の桃太郎サニーです。
桃太郎シリーズにも幾種もの兄弟品種があり種苗会社の研究育種により
消費者に好まれる美味しいトマト、生産者にとっては栽培しやすく収量の上がる
トマト、流通業者に取りましては輸送中荷痛みのしない店持ちの良いもの
それぞれの希望に応じる様品種開発や改良が行われています。

 小川農場の栽培の概要を紹介させていただきます。
芸北トマトは広島県のエコファーマーの認定を受けており減農薬、化学肥料の
使用を一定基準に制限されており安心安全なトマト栽培に勤めています。

 実際の取り組みとして4月上旬に接ぎ木用台木影武者を播種し
2日間をあけて1粒20円の穂木サニーの種をまきます。
温床にて発芽させ接ぎ木に適する大きさになると接ぎ木をして養生し
仮植をして苗が大きくなりますと再度仮植を繰返します。
本圃場へ定植するまで育苗します。

 圃場の準備としてトマトは雨に弱く病気になりやすいので雨よけ
ハウス栽培とし雨風からの保護をしています。
小川農場では土作りに力を入れ有機物として秋から広葉樹の
落葉を発酵させておいた腐葉土を多投します。
合わせて今年度より薫炭、木炭を土壌改良の為
農場で炭焼きしたものをすきこみます。
多孔質の炭には土壌微生物や土壌有効菌が住み着き
土壌の活性化になります。
トマトの植物体を健全に生育させるための独自の取り組みです。
サカタのバイオエース、タキイのバイオダルマ菌を有効菌として
投入しているのも小川農場の特徴です。

 圃場の準備ができたら定植です。
前もって施肥してマルチング、支柱立て、植え穴をあけ苗を植え付けます。
以後生育状況に合わせて潅水、追肥、防除、誘引、芽欠き、ホルモン処理、
摘果等の管理を繰り返します。

 梅雨の日照不足や多湿等の悪条件をクリアして7月20日頃から収穫に入ります。
一連のトマト管理に加えて収穫作業を並行して行いますので8月はとても忙しくなります。

 9月に入りますと気温も少し低くなり芯を止めその段より果実をつけない管理となります。
10月の下旬には果実の収穫も終わり気温も下がり降霜があり生育も停止します。
収穫を終え後片付けに入ります。
11月中旬にはハウスビニールを片付け1年を終え長い冬ごもりに入ります。