四天王の特定について


 四天王とされる仏像は4躯あります。
 持国天増長天広目天、多聞天のいずれかと思われます。
 しかし、特定できていません。
 持ち物が遺っていれば分かるのですが、ご覧のようになくなっています。


 ◎寺伝=遺された書き物はありませんが、言い伝えがあります。

 
 ◎佐和説
  昭和34年(1959年)出版の「佛教藝術」第38巻・佛教藝術學会編に掲載の
  佐和隆研(京都市立美術大学教授)著『古保利藥師堂の諸佛』には、
  次のように特定されています。
  但し、特定の根拠については示されていません。


                       <寺伝>
                       <佐和説>

 第一体

  伝多聞天


 第二体

  増長天


 第三体

  持国天


 第四体

  広目天  




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