ランブル広島の会 メンバーの句 2016年5月号(No219号)より しなやかに指の伸び来て針供養 夕されば城を塒の寒鴉 サフランや追伸ほどの夢もらふ 春の風邪雨音近くまた遠く 荷を解けば息吹く地の香や蕗のたう 春兆すノートをすべるペンの影 京菓子の色に心や梅開く 俳句てふ呪縛のなかの春隣 野に山に春遠からじ光満つ 梅が香や地名が語る地の歴史 首里城の朱色にじむも春時雨 故郷の方言すでに出でぬ春 琥珀集より 苦楽 豊月 千恵子 あつ子 洋子 蓮江 孝女 正景 瑠美子 新治 一葉 はるか 翠玉集、日差子集より 春一番乳鋲のしかと大手門 豊月