抜粋・「地方自治を確立する会」杉本武信


  シリーズ 12   西の軽井沢・八幡高原        ・

  * 地域にお伺いした折に取材したものです。地域外の者が適宜に地域を紹介することをお許しください。



  後藤吾妻氏像・離郷者望郷之碑

 後藤吾妻氏を中心に開墾に取り組んだが、
 開墾半ばでダム建設計画が持ち上がった
 ・・・・協力を決断
 ・・・・拓きつつある村が水没する
 ・・・・なんとも苦しい決断だったことだろう
 ・・・・昭和32年と言えば、高度成長もまだ分からない
    先行き不安な時代だ。
 ・・・・わが身を捨てて日本の発展を願う気持ちがなければ、
    できなかったろう

  後に、ちりぢりになった村人が、
  氏への感謝と再会を誓って建てた銅像だ。








        

                   聖湖畔(樽床ダム)の芸北民族博物館




  


          西八幡原の泉真顕さん作 木彫りのねずみ

  



 八幡八幡神社の社叢林を
 西側から望む

















ドライフラワーの作

 こんなに
   できましたよ!

 芸北は西八幡
      野花の館

 田村勝子先生の指導で、
   こんなに素晴らしい
     作品ができました。
   遠来の生徒さんも
    大喜び・・・・・


  教室には、
   いろんな花の
 ドライフラワーがたくさん
  その匂いで
   心が安らぎます。






アンデルセン芸北100年農場

  アンデルセングループが、旧芸北町から
  八幡高原西の町有地(滝の平牧場跡地)
       187ヘクタールを購入
  大自然のもとで
    小麦や野菜づくりなどのの農作業から
           パン作りまで
  社員の研修施設を建設
    実習施設や宿泊小屋などを建設中

株式会社タカキべーカリー

  (千代田工場)
    アンデルセングループの主要工場

        リンク先 アンデルセン





 芸北
  聖湖畔のリゾート



  ロイヤルシティ
     芸北聖湖畔リゾート


            リンク














 芸北は八幡
   高原の自然館の近く

 田園回廊の道すがら

  工房
     ぶなの里

  1F パッチワークキルト
            布絵
  2F ギャラリー

  今、2Fでは
   アカショウビン
      藤原俊二さん
の写真展

    食事も喫茶も
           高原の散歩
             ちょっと一休み
                     どうぞ







八幡高原カキツバタの里のことが
            中国新聞2月22日朝刊
               「源流 柴木川 第1部湿原再生 B 継承」に出ていました。
   新聞によると、
    ・・・・・世界的な植物学者の牧野富太郎博士が1933年に初めて八幡高原を
     訪れた時には、湿原一帯はカキツバタが咲いていたそうです。
       ところがその後、旧陸軍演習場、水田、牧草地として開発され、
     カキツバタ群生地は消滅した。
       牧野博士の調査に同行した児玉集さんは、
     30年近く前に、残された自生のカキツバタを集めて休耕田で育てられた。
       そして8年前、地元有志が「八幡高原カキツバタの里づくり実行委員会」を
     結成して、都市住民のオーナーに会費や労力を提供してもらい、育成に努めている。
       その児玉集さんは、昨年、98歳でなくなられたとか・・・・・・
     委員会では、カキツバタの咲く5月頃、児玉集さんをしのぶ会やシンポジウムを計画
                                  カキツバタの里づくり会員募集中
   今年も、皆さんのご努力で、古来のカキツバタが観れることでしょう
                                       八幡高原カキツバタの里



    あつむ
   児玉集さんを偲ぶ会

 
  昨年、亡くなられた児玉さんを偲び、
       その生涯を八幡湿原の研究や存続活動に捧げられた児玉さんの業績を振り返り、
           これからの取組みの指針を探る・・・・・

   八幡高原はもともと湖であったが腐植土が堆積して湿原となった
       そのため土壌は酸性で、ミズゴケなどが繁殖
       湿原の植物は水分の変化に敏感
   人々の生産活動で水田や牧場に、あるいは戦前は陸軍の演習場に、
   今再び、湿原に戻す・・・
   そうしたことの大切さを早くから提唱し、湿原の衰退に警鐘を鳴らし、
   自然を守る活動を続けられた。
   貴重だからと言って隠すのではなく、みんなで守り、見ていただく。
   植物学者の牧野富太郎博士に合われてから、
   周りの雑草が宝物に見えてきたと・・・・・
   牧野先生が絶賛されたカキツバタの群生を、今、地域で再生に取り組む
                                          牧野富太郎博士
    「燕子花」をカキツバタと読む。「杜若」とも書く。

   会の参加者の過半は町外から、
      児玉さんのご研究に共鳴し、人柄を慕う方は多い




  
            
平成22年9月25日 八幡湿原自然再生シンポジウム

  
 八幡小学校児童9人によるオペレッタかきつばたの里 やわた
     ・・・・まんなかの帽子の人が牧野博士。
       農家の人が案内した。
       牧野博士が、こんなに広くカキツバタが咲くところは全国にも稀だと言われたそうだ。
       八幡の農民にとっては、見慣れたカキツバタ。
       それがなくなって、その大切さが思い知らされた。
       今、地域、学校を上げて「
かきつばたの里」づくりに取り組んでいる。





  



                アザミの花に、黄ろい蝶がとまる



  八幡湿原県自然環境保全地域

   湿原は、特有の草花で覆われ
  中ほどに「尾崎沼」がある。




  尾崎沼は、少しもやが出ていた。

  孫と一緒に・・・・








 

 

 この尾崎沼とは反対の東側の
柴木川の最上流、
 二川キャンプ場の近くに
湿原がある・・・あった。
 この度、この湿原を
霧ケ谷湿原」と名付けられた。

 もともと湿原だったが、戦前、
排水工事をして牧場に転換された。
 戦時中は、この辺り一帯が、
陸軍の練兵場になった。
 開墾に取り組んでいた農家は
移転させられたとか。
 戦後、農地として復旧されたが、
活用されなくなった。
 幸いにも、辺りには、
湿原の頃の多様な動植物が
残されている。
 昔のままの湿原を残そうと、「八幡湿原再生工事」が行われた。
 工事と言っても主なものは、、写真のように排水路の護岸を中程で壊して、平原一帯に水が行きわたるようにしようというもの。

 ・・・・思うに、土地は、人間の都合でいろいろと姿を変えさせられる。
   食糧難の時代は、ひたすら開墾。八幡高原も開墾の時代があった。
   そして、戦争。冬の厳しい条件が兵隊の訓練に適していたのか。
   今は、食糧に困らない・・・・ただし、自給率40%だ。その先、どうなることやら。

 今、日本中で稲作をしている平野部も、もともと湿原だった。日本民族が稲作を始めて次々と水田に変えた。それまでは、自然の湿原として多様な動植物が住んでいたに違いない。開墾され、水田になっても、小溝には、どじょう、ずな(しまどじょう)、どろ(あぶらばや)その他昆虫の幼虫など、いろいろな動物、植物がいた。しかし、圃場整備してU字管になり、それらは姿を消した・・・孫たちがやってきても、遊ぶところがない。
 ともかくとして、霧ケ谷湿原は、昔の多様な動植物が残っている、限られた場所だ。今なら間に合う。昔の湿原を再生しよう…
 そういった意味で、行われた事業なのか。
 
 9月25日に「八幡湿原自然再生シンポジウム」が開催された。
 驚いたことに、再々放送されたのに、地元北広島町の参加者はわずか。町外から100人以上の、おそらく研究者か、関心のある方がいろいろと集まられた。
 この八幡湿原の重要性は、我々北広島町民がしらないばかりなのか。

   写真は、中国四国地方環境事務所「八幡湿原自然再生協議会」発行
     八幡湿原「自然再生事業ニュースレター NO1」 から







 <平成18年の大会>

 恒例の 聖湖マラソン大会
           9月3日(日)開催

 回を重ね第23回
   ハーフマラソン
   10kmマラソン
   5kmマラソン 
     各コース1000人規模の
        大きな大会になっています

 当日は、参加者に応援で
    静かな湖畔はごったがえします。

  大会の模様や、詳しいことは
     八幡高原聖湖マラソン大会実行委員会

  冷涼な気候のお陰で、
            夏でもマラソンができます。
    夏休みの思い出に、
         親子そろって参加
      夏ばてなんぞ なんのその
          この日を目指して
            頑張る常連も・・・・




 
  八幡高原
 聖湖マラソン大会
      平成20年で25回目となり、選手も全国から2800名も参加
        ハーフマラソン  10キロ  5キロ  3度に分けて出発
           それも、男女別 年齢に24種目に分かれる

      スタートはともかく、次々とゴールする選手の記録はどうするのかと思うと、
          選手の胸のゼッケンに、タッグが取り付けられ
            (銀行のカードのように一人ひとり識別できる)
      写真の黄色いシャツの人が、次々とゴールした人に対し
          団扇のようなもので胸のゼッケンにタッチすると
             自動的に時間を記憶して、種目ごとに順番に記録が出る

      小雨でしたが、選手には走りよかったようで・・・・・
      準備や当日の運営、多くの方の支えがあってこそ・・・・・






  



  
                          聖湖畔の落葉樹林
    東北方面で見たことのある赤、黄の原色の紅葉に再開しました


 
  芸北 聖湖畔


 そこに、シックな 
    たたずまいの
       正 直 村
         (森の中のログ調の喫茶)
都会の喧騒を忘れ、
  ゆったりとして、
    自分に正直になって、
静かなひと時を・・・・
  ・・・でも、ついつい気取ってしまいそう

 湖畔をバックにライブもできる
   湖の向こうは、臥龍山
  
 湖畔の道路から
   入り口を見落とさないように
ちょっと寄って、
   コーヒー ハーブ茶など どうぞ 
         (本町最西端です)




      

             芸北高原の自然館 かりお茶屋  山麓庵




    

       芸北の八幡の茅葺の家 



    

    八幡の県道沿の民家 (昨年12月) 冬支度
     ・・・・・屋根からの雪や除雪の雪が家に押し付けられないように板塀を設置
         平成17〜18年の大雪のようになっては大変



     
         きつかはら         木束原から、県境の木束峠の方向を望む
  
 西八幡原の木束原は、陸軍の演習場だったところ。
   平坦な地形で、稲作、野菜作り。数戸が頑張っておられる。
   左手の県道波佐芸北線を進むと島根県へ


   
                                  国道191号線から北を望む
       東八幡の長者原・・・・・ここも陸軍の演習場でした。
              手前の国道を右に進むと安芸太田町(深入山)から戸河内インターへ



  
                             森の中の ファーム・ノラ
 晩秋の葉が落ちた時で済みません。
 青葉の頃、紅葉の頃は素晴らしいでしょう。
 それは、ファーム・ノラのホームページで見れます。
 ここは八幡の聖湖の近く。国道191号線を聖湖側に少し入った所。
 石釜で焼いた温かいピザをいただきました。
 自動車の向こうの建物が結婚式場。右がレストラン。
 宿泊も可能。犬連れも楽しめます。
 広島からスキー場191のひとつ手前。冬は予約制でオープンだそうです。



  



     同じ家の冬の様子   写真は、松尾正義さん




  八幡郵便局前・・・・・・12月の雪が、道端にうず高く積まれています。







 町立 八幡診療所

 水曜日を除き
   月〜金の午後  開院


 県道八幡雲耕線沿  八幡小学校 前

 お医者さんは、東篠先生
 自治医大のご卒業で、 県から派遣され、 来年は期限が過ぎますが
 引き続きお勤めいただける そうです。
 八幡に家を建てられました。 ありがたいことです。
 午前中は雄鹿原診療所勤務


ここは、芸北支所八幡出張所を兼ね、住民票の交付など役場の事務を一部行います





 

  八幡小学校 
   右は保育園(幼稚園)










小学校の英語教育(平成18年)

 
平成22年度から
 小学校5,6年生に英語教科を導入

公開授業
 (八幡小学校1,2,3,4年生)
 小学校  英語の歌
       単語の発音の繰り返し  (ゲーム感覚で、身体を動かしたりして・・・・・・・)

   1・2年生 3・4年生英語学習
            Let’s try actions!



 その、日々の学習の姿勢は


 目と目をあわせ

  Eye to eye.   
  大きな声で
 
    Speak loudly.   
   よく聞いて 

      Listen carefully.   

                                    特集 13 小学校へ英語科導入



  
  
公開授業  八幡幼稚園の英語の時間
                英語でカルタ、英語の歌、英語のゲームなど・・
                    お母さんも、子どもを連れて参観






 「 高原の自然史 」 第12号

    高原の自然館研究報告

長者原湿原堆積物の花粉分析
臥龍山麓の維管束植物
カワシンジュガイの棲息状況
ブッポウソウの給餌活動の日周変化と餌内容
灰塚ダム建設予定地における
   コウノトリの採餌場所とねぐらの分布
草地保全活動に伴う
   木質系バイオマスによる堆肥生産試験
芸北シンポジウム  
  「草地がつなぐ人・文化・いのち
    −シンポジウムと千町原保全活動の記録」

 (執筆者名は略させていただきます。)








     今月のトピックスへ戻る        地方自治を確立する会トップページへ戻る