地方自治を確立する会
  
 代表 杉本武信

 発行 2007.4.8

第20号(地域情報化)





  
デジタル放送で、今までのテレビがみれなくなるというが・・・・
       だったら、どうすれば・・・・・・
  そのため、町は、全域に光ファイバーをしくそうだが・・・・・
       テレビがみえにくい地域も、よくみえるようになるとか・・・・・
       インターネットや携帯電話が不自由な地域も・・・・・・
 

           よくご存知の方には失礼します
           少々乱暴な説明になりますが、

 デジタルとは・・・・・・

  これまでの電波はアナログと言い、 波状に伝えます。

  デジタルは、白か黒か、明か暗か、■□■□■□■□  波のように山と谷の中間がなく、
 二者択一で伝えます。はっきりして伝送品質がよく、高速伝送が可能です。



                    
  
    余談ですが、分かり易いので・・・・
  イエス、ノーのはっきりした人をデジタルタイプと言い、情緒があって
 優柔不断な人をアナログタイプと言ったりします・・・・・・
  
  あなたは、どちらのタイプ?


  このような技術の進歩から、情報伝達がデジタル方式に切り替えられつつあり、
 テレビもデジタル放送に切り替えられます。

  
 
   今のアナログ放送は、平成23年(2011年)7月24日をもってっ終了し、今お使いのテレビは
  映らなくなります。
   だから、それまでにデジタル放送の受信対策をしなければなりません。



 
  町のアンケート (全戸の1/5抽出・回収率44.7%)等によると、広い町内には、              
 テレビの受信状態が悪くて共同アンテナでみている世帯約33%、
 インターネットが不自由な世帯 (ADSL接続37.5%)
 携帯電話が使えない地域などがあり、情報格差対策に迫られています。
 ケーブルテレビやIP電話の導入など総合的な地域情報化の期待があります。     
    

                そのため、全町の公共施設や各戸を光ファイバーで結ぶ
                情報基盤整備事業が始められることになりました。







   役場(農協)                                     公共施設
       緊急放送                                         
本所・支所
       行政放送                                         
消防署
       農事放送                                         
学校
         等                                            
図書館 等
                
       ★ 個人
  ☆
 ケーブルテレビ局          光ファイバー                  テレビ
       多チャンネルテレビ             既設の電柱借用               IP電話
       インターネット                                       
インターネット
       IP電話     
             












 光ファイバーとは・・・・
     銅線を伝える電流ではなく、ガラス繊維の中を、光が光ったり消えたりして信号が伝わります。
     明暗いずれかのデジタルタイプで、明確かつ大量の情報が伝わります。
     しかも電気のように途中で弱ることなく遠くまで、光のスピードで伝わります。


  役場から、行政放送緊急放送などが配信されます。

  ケーブルテレビ局から、NHK、衛生放送のほか、WOWOW、スターチャンネル、JスポーツPlus、       
 東映チャンネルなど多チャンネルが配信されます。

  ケーブルテレビ局は、インターネットIP電話(町内無料)を取り次ぎます。

  携帯電話局は、地域の状況に応じて光ファイバー回線に受発信機を取り付けます。

          



  さらに将来的には、双方向システム
      (テレビのように一方通行の受信だけでなく、受信側からも 発信できる)                 
  により、例えば

    @ 遠隔システムによる在宅医療在宅介護健康指導などの活用

    A テレビ電話による役場、農協などとの相談
            (広い町ですが、これで役場が近くなります)

    B テレビ討論、テレビ会議、議会中継や地域の各種の情報放送、文化・教育放送、
       商業放送等々、多種多様な活用が考えられます。



 建設費

  総事業費(概算)    30億7000万円 
<内訳>  国補助金     8億1000万円  総務省補助金 
        県補助金       7000万円  
        町債(町の借金)   19億8000万円  過疎債・合併特例債 
        町の手持ち資金    1億3000万円  一般財
        設置者負担金       8000万円  工事費分担金











◎ 利用者の負担 (現段階での概算です)

   @ 当初加入金・工事費    約5万円
  
   A 利用料 (月額)   ☆ テレビ・IP電話・町行政放送   2000 〜 2500円
  
                   ☆ インターネット           追加 3000円
 
                   ☆ NHK受信料 、 多チャンネル受信料は別途


◎ 年次計画


平成18年度(2006)補正予算  
   (繰越により19年度実施)
   予算
  4億5000万円 
 公共施設を光ファイバーで結ぶ幹線附設 
    19年度(2007)     7980万円      〃
    20年度(2008)     計画中  各戸へ配線・接続
    21年度(2009)     計画中      〃
    22年度(2010)     計画中      〃


 しかし、問題が無いわけではありません。
                                                   
 @ 既に広島市内はデジタル放送が始まっていますが、本町も平成20年に千代田
    
さるばみやま
   (猿喰山)中継局
大朝(加計山)中継局が、平成21年度には芸北(才乙)
   中継局
芸北(八幡)中継局、平成22年には芸北(板村)中継局がデジタル放送
    を始めます。

   (但し、八幡と板村の中継局は、先行する中継局のカバー状況により設置を判断するとのこと)
    受信できる範囲は今までと幾分異なるとのことですが、テレビを視るだけなら
    チューナー(変換器)の取り付けで、直接、中継局から受信できます。

 A 水道や下水道の整備のようなもので、多くの参加がなければ建設費や維持費
    に影響がでます。

 B 町財政が厳しく、実質公債費比率が上限にある状況(朝風 第19号)から
   30億円の投資により、他の事業の繰り延べなどシワ寄せを受ける恐れが
   あります。






 広い町になりました。
 役場も、遠くなったようだといわれます。 
 町政のいろいろな課題や
 町内アチコチのニュースを、
 インターネットHPでお伝えしています。

 日本語検索「地方自治を確立する会
 携帯電話 iモード インターネット なら
 http://www12.ocn.ne.jp/~jiti2/newpage100.htm     
 神楽サイト は
 http://www12.ocn.ne.jp/~jiti2/newpage90.htm






  豊平は今吉田の
      中尾一弘さん

  夢天文台 Astro

 「土星観望と宇宙の夕べ

 土星を観せていただきました。

 実際は、はっきり観えます

                                                



                                                     (19.4.8)

 (追記)
   デジタル中継局が、平成21年に芸北(八幡)、平成22年に芸北(板村)に開局の計画がある
   但し、先行する中継局のカバー状況により設置を判断するとのこと
       (広島地方デジタル放送推進協議会=総務省中国総合通信局・NHK・民放各局)       
                                     (本文に追加記入)
                                                     (19.4.22)

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これまでの経緯については
         特集 4 情報化(ブロードバンド)整備について