ランブル巻頭句集 (上田日差子選)
2012年、2013年 |
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2013年
1月
2月
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9月
10月
11月
12月
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人生に余白などなし神の留守 いなさ湖六
父の忌や冬田の果てに日を沈め 桑原康郎
漱石と同じ父の忌しぐれけり 福沢 勉
買初や陶(すゑ)の白蛇のひと握り 西尾智美
玉砂利に日の一つづつ春動く 望月延子
命とは柔らかきかな猫柳 上岡恵子
これ以上反れぬ城垣花明り 小松和子
耳立てて水の私語聞く水芭蕉 森 孝枝
夏帯をぽんと叩いて米寿かな 長島ちよ
ひたぶるに噺編みあぐ蜘蛛の糸 杉浦冴栄
色鳥や会はねば人の遠くなる 斎藤登志子
秋灯や母待つ子らに守りの嘘 蔭山雅代
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2012年
1月
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11月
12月
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秋思かな瓶の中なる船ひとつ 南 摩耶
秋の天一草庵のその裏に 原田蓮江
山頂に何のひかりぞ神迎え 五味利恵子
蠟梅や一花一花の日の器 重山陽子
鶯餅いのちの重さありにけり 渡辺春菜
朝市の声のはじめを百千鳥 土屋梅子
芋植うる足の物差したしかなり 棒 喜香
紫雲英田の夕なにか去りなにか来る 宮南幸恵
生涯の友に俳句やアマリリス 伊藤いし
萍や曖昧といふ守りあり (広島) 河野恵子
新涼や羽根のかろさのエアメール 葵 瓔子
畦秋忌過ぎたる空の帰燕かな 山本欣子 |
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