今月の句 (上田五千石&主宰の句より)
                 
       啓蟄に虫編の字のゐるはゐるは    上田五千石 「句集風景」より 
 
       天井の龍の咆哮春動く           日差子主宰 円覚寺にて  
               <3月の句>                  
    三椏の花              
     
  句誌ランブルより

    主宰の句
                     
ランブル218号(2016年5月)より

        むらがるも静まる一人静かな (自然教育園二句)
 
      
         うつむきて夢見心地や花貝母 

         花冷や玻璃囲ひなるガレの壺 (庭園美術館)

                 
                             
                                 真珠集より

 
  
     ランブル推薦句

   
  日差しとは日のまなざしや蝌蚪の紐      林 美恵子
       
      うぐひすの声重なりて山河濃し       
 三浦文子 

      春宵の瑠璃を纏ひし聖母かな
            中嶋正樹
 
      行間に春の愁ひのそこはかと            渡邊 トク

      俯きて内二豹の斑花ばいも   
           菊池尚人

      金毘羅の八百段目風薫る
 (広島メンバー)       原田蓮江

      命にも起承転結初桜                 木下 祥

      踏青と言ふには小さきものを踏み        小松八重子

      龍鱗の肌をなでて水の春                酒井秀雄

                       推薦20句より9句

                   
 ランブル219号(2016年06月号)より
              
                                                      
                    



  
  Top pageに                 今年度の3月の句はランブル誌6月号(232号)に掲載されます。