ランブル広島の会  メンバーの句 


 
                        2017年2月号(No228号)より  
   
      
      名も知らぬ草の実浜にこぼれけり

     
野良犬の来てまた去りぬ冬田かな  

    山姥の能面床に冬隣 

    天よりの雫さながら秋の蝶

    窓近く火襷著き杜鵑草

    佇めば金木犀の風の辻

    そぞろ寒聞こえぬふりと聞かぬふり 
(推薦句)

    寺苑掃く箒の音や冬に入る

    主無くて古ぶ犬小屋冬日向

    正座にて聞く声明や秋深し

    にんにくの冬芽のめざす天の青

    朝夕の急ぐ近道こぼれ萩

    冬に入る線路に滲むる午後の雨

    
                         琥珀集より

 

 一葉


  苦楽


  瑠美子

 
新治

  蓮江

 
あつ子

  洋子

 
千恵子
 
 
孝子

 
豊月

 
孝女

  はるか


  裕志
  
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   翠玉集、日差子集より

           
      日のあればポポと背伸びを返り花
        
              
   
  苦楽