ランブル広島の会  メンバーの句 


 
                        2016年10月号(No224号)より  
   
      
      雲海や目に見ゆるもの見えぬもの(推薦作品)

     
点々と沖釣舟や雲の峰

    梅雨明けや予後良好と言ふ便り
 

    
咲くほどに花をこぼして百日紅

    川べりの風の隙間や糸とんぼ


    大鳥居消えたり次の花火待つ


    短夜やメトロノームの振り残る


    暫くは色無き景や大夕立

    川溢れ渡り叶はぬ星合せ

    書き物の山場風鈴鳴り止まず


    子供らの寝息ととのふ夜涼かな

    虫捕りの網しばらく空を撫で

    突然の落雷音に固まりぬ

    
                         琥珀集より

 

 千恵子


  豊月


  洋子

 
苦楽

  あつ子

 
孝女

  一葉

 
孝子
 
 
瑠美子

 
蓮女

 
正景

  新治


  はるか
  
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   翠玉集、日差子集より

           
      言ひかけの言葉扇にたたみけり
        
              
   
  一葉