ランブル広島の会  メンバーの句 


 
                        2016年7月号(No221号)より  
   
      
      土壁の千代の生家や花の雨 (宇野千代生家) 

     
春月や礁を攻める潮の音

    初蝶の光ひとひら花嫁に
 (句友のご結婚) 

    花の下三代揃ひ乾杯す

    短冊に花びら載せて花見句座

    先駆けの春筍や土香る

    春光を崩しては積む砂時計

    春眠の一刻余生減らすとも

    春障子木々の影絵に鳥の来て

    新入生ランドセルには明日の夢

    振り向きつ仰ぎつ歩む花の土手

    花散るを寡黙になりて見る二人

    傘のごと垂れ桜に抱かれし

    
    
                         琥珀集より

 

 蓮江


  苦楽


  あつ子

 
豊月

  一葉

 
孝子

  新治

 
千恵子
 
 
正景

 
瑠美子

 
孝女

 
洋子


 はるか
  
Top pageに  
   翠玉集、日差子集より

      十年や桜満ち満つ広島に      

   
  苦楽