ランブル広島の会 メンバーの句 2016年3月号(No217号)より 悲しみは書かず余白の日記果つ 夜寒かな告解室の罪の闇 日本海将棋倒しに冬の波(推薦句) 水鳥の集く淀の昼下がり 炉話のむかしは昭和旅の宿 恙なきふたりの刻や日向ぼこ そぞろ行く銀杏落葉の明るさに 北窓を塞ぎ山野と別れけり 再読の思ひ新たや漱石忌(推薦句) 囲炉裏燃ゆ旅の湯宿の思案どき 銀杏散る晶子のうたのさまに似て 節目なる大事年末掃除かな 着膨れて人との距離の生れけり 琥珀集より 苦楽 瑠美子 千恵子 孝子 蓮江 豊月 あつ子 孝女 正景 洋子 一葉 はるか 新治 翠玉集、日差子集より 山茶花の盛りといふも散る一花 豊月