4月度吟行「花見リバークルーズ」

                                                
2021.04.03


     

      水の都、広島の元安川・本川沿岸の桜を愛でリバークルーズを愉しむ!
     数多の原爆被災者が水を!と飢え溺れた歴史を胸に、戦後の平和の尊さを感じ
     慈しみながらのクルーズとなった。 原爆投下前にもこの桜の景はあったのか?
     と思いは巡る。花見日和にも恵まれ、吟行幹事の企画・手配に感謝。
    

     写真1 出発地、元安川桟橋ののCafe Ponte Italiano イタリアの露天果物売場の景
     写真2 カヌーを愉しむ人々
     写真3 川面に揺れる花、花

  
当日句
   
     鐘の音や落花ひとひら祈りへと (偵子の像)        苦楽
     春風やSUPの櫂の間の緩び                  新治
     水温む分岐の波のおほらかに                 奈央子
     相生橋くぐりたゆたふ花の川                  あつ子
     花の昼散らさぬ程に風渡る                   蓮女
     この川の先はふるさと桜満つ                  瑠美子
     ヒロシマの波穂のはづみ桜びと                 晶子
     花下酔一刻千金舟紀行                    千恵子
     散る桜川面に残る被爆川                    孝子
     窓額にピタリ収まる桜かな                   はるか
     
    吟行句会は本通りの、穴子飯の店「月あかり」にて。 繁華街のど真ん中に店頭とは
   一転、古色のレストランが! サーヴィスも良く、カップルにもお勧めの店であった。
     
   広島ランブルでは月一回の吟行を行っています。 同じ景を見乍ら、句友はどんな句を
  作るか、結果見落としていたもの、違った見方・表現に驚かされます。
  皆様も吟行に参加してみませんか?