ランブル巻頭句集 (上田日差子選)
2001年、2000年 |
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2001年
1月
2月
3月
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5月
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7月
8月
9月
10月
11月
12月
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我が影に入る秋蝶や峡の道 前田玉枝
山彦はみな男ごゑ冬の山 大谷てるみ
睦むかに競ひゐるかに鳰 梛すず子
あかときの寒月の晶誕生す 今野好江
小波の形をとどむ春氷 福本龍琶
子雀と同じ日を浴び癒近し 神谷寿松
「誰が袖」や春のかたみの香袋 窪田光代
夏潮に抗ふ船と乗る船と 小柳正之
茶工場の塵のみどりも涼しかり 重山陽子
比べてはならぬ幸せ瓜刻む 山本欣子
凉新た水に点じて千住の灯 日向佳世
谿空のかんかん晴れて沢桔梗 萩 夏枝 |
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2000年
1月
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すみれほどな神話の里の秋の蝶 渡辺春菜
実むらさきながれのごとき京言葉 鈴木としゑ
振り向けば消えてゐぞうな冬桜 中島秀子
石投げて水を醒ませり寒の沼 久保田藍子
春の雲明治の路地を探り当て 幸田和子
灯の入りて宴のごとし雛の店 梛すず子
のどけしや翁ゆかりの寺の縁 林 遊石
牧柵を越え出づるもの雲と飛花 松本夢渓
袋掛川は真昼の日をはじき 尾籠宏子
子規堂の筆のちびたる暑さかな 田中義孝
雲中を月の渉れる畦秋忌 桑原康郎
秋高しモザイク塀にキリンの絵 市川玉祥 |
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