シリーズ41  方言集をつくろう


   今の60代、70代はおじいちゃん、おばあちゃんに育てられました。
   そして、近所のおじさん、おばさんに叱られて育ちました。
   テレビがまだまだ普及していない時代です。
   実際に方言を聞き、方言を使いました。
   方言を伝え遺すことができる最後の世代です。
 
   そこで、大朝地域では、平成11年に、この年代のグループ「火曜会」が立ち上がり、
   方言集を作成しました。

     


   会員はメモ帳を持ち、日々の会話で「方言」と気づいたらメモします。
   それを持ち寄って、発表します。
   それを何回か繰り返します。
   楽しいですよ。
   そして、随時に「あいうえお順」にパソコンに入れます。
   原稿用紙とは違って、追加記入が便利です。

   会員の中に、地域外出身の方がいると助かります。
   例えば、関東からお嫁に来た人や仕事の都合でこちらに来ている人がいると、
   それが方言かどうか、よくわかります。
   方言だと持っても、意外とそうでないものがありますから・・・

   中のページを紹介します。

   

   現物を写真で紹介します。
   そして、使用事例を書き加えます。

   絵図が分かりよい場合があるので、絵が上手な人を探してお願いします。


     


   出版にはお金がかかります。
   どうするかですが、地域の方に、けっこう買っていただけます。
   地元出身で、都会に出ている方なども、正月やお盆などに買っていただけます。
   儲からないが、そんなに損もしません。
   会員が多いほど助かります。

   最後に、
   「方言集」と名付けるのはしゃくだ・・・・方言とは地方の古い言葉。
   自ら卑下することはない。我々こそが地球の真ん中に住んでいるのだ。
   我々が使っている言葉こそが、まっとうな言葉なのだ。
   そんな心意気で、「大朝言葉」と名付けました。

   このような方言集が各地にできて、国会図書館かどこかの図書館に集められたら、
   全国版の方言集が出来上がります。
   ・・・・そうそう、方言の使用例を読み上げて(実際に使われるイントネーションで)録音しようということになっているのですが、まだ、やっていません。



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