筏  津  物  語     ・
  

         大朝地域の 筏津
              江の川の源流・本流・・・筏津を流れる川を、「江の川」という

         「筏」の由来
              昔、筏を流した・・・・え、水が少ないのに (私もそう思っていました)
              大河ドラマ「元就」のテレビドラマの後の現地案内で、筏津の里が紹介されました
              そのことで、ドラマの指導をされた
              広島大学文学部の岸田教授に尋ねたところ、
              この地域のヒノキは目林がつんでいて強いので、遠く京都まで運ばれた
              洪水の時や、水をせき止めて一気に水を流して、筏を流した
              当時の道は、里山を登ったり降ったり
              担いで運ぶわけには行かない
              川が輸送路だったのだ
              筏津と言う地名は、全国にアチコチあるようです。

 

  

          

 畦が切れる

      「畦が切れたで  いつまでも炬燵のもりゅう しちゃーおれんで
                           だいごよー出して  苗代の支度せにゃあ 
 」
 <現代語訳>
      「雪が消えて、畦が見えてきた いつまでも 炬燵(こたつ)にあたってはおられない
         駄屋(牛小屋)に溜まった敷き藁(わら)や牛糞を田んぼに出したり
                           、苗代(なわしろ)の準備をしなければ・・・」
              (昭和30年前後の、ゆったりとした時代のこと)

    さあ 春が来るぞ  春を待ち望む村人の気持ちのこもった方言 (方言集「おおあさ言葉」から)
    しかし、北広島町は広い
           写真は、大朝は筏津  遠方に見えるのは、筏津小学校跡の筏津芸術村
           同じ大朝でも、南の地域は既に、田んぼに雪がない 
                               しかし、日陰や吹き溜まりには まだまだ・・・・
           でも、千代田では、ほとんど
           芸北は・・・・・・・


   

   営農について、研修                      こだま
      島根県飯石郡飯南町頓原の 株式会社ファーム木精 を見学
   当社は、農業法人をさらに一歩進んで、会社が農地を借り受けて耕作
        その面積、60ヘクタール (株主32名・農家戸数105戸)
        常雇 5人 その中には、早稲田大学や島根大学の卒業生も・・・・
                                           ファーム木精
   農事組合法人いかだづ  
      研修参加  25名 (うち女性10名)

   

  3月末
       いよいよ農業法人の作業開始・・・・まずは、育苗ハウス5棟のビニール張り
          積雪のため、ビニールは巻き込んであります。
               作業小屋の片付け、育苗の準備 

種まき (育苗)

   苗箱に購入した土を入れ、
   肥料や薬剤を加え、
   籾を蒔き、
   土をかける
    ・・・・・・・・自動化

   苗箱をビニールハウスに運ぶ

 筏津は 3集落ある
     追坂行政区  
     筏津上行政区
     筏津下行政区
  筏津上行政区と筏津下行政区は、
    2戸を除いて、農業法人に加入

          農業法人の種まき   →
            一日 1500箱蒔く



筏津の「はやし田  平成17年

  3年に1回・・・但し、この6,7年は休止
  飾り牛保存会のご協力を得て、牛を出してもらう
  地域総ぐるみで、
  楽しみながら、
  伝統の芸能を受け継ぐ



  
                                  平成元年頃

    農業法人の田植え
        全て機械・・・端を植える、植えなおしといったことは、一切しない
                     オペレーターの技術で・・・

    

 筏津芸術村


第49回 日本伝統工芸 中国支部 展   (平成17年)
                              主催 日本工芸会 中国支部

  筏津芸術村今田拓志さん 広島県知事賞 受賞
    受賞作品評「最近、作者が新しく取り組んでいる「たね」シリーズのたいさくである。
         玄々と強還元焔燃された、存在感のある鉄鉢形の造形に、抑えのきいた
         軽快な象嵌文様が、三方に生き生きと躍動している。まさに、古代と現代
         が融合した、おおらかな生命感が感じられる
。」
                                         (審査員 木村芳郎)

 大豆の種まき

       
                農業法人いかだづ

 県道端   芸北大朝線

   

    しゃくやくの咲く道
                     主要地方道芸北大朝線 筏津地区

  筏津地域では、平成14年から、
  農事組合法人いかだづを組織して稲作の合理化を進めるとともに、
  合鴨農法減農薬米の生産に取り組み、安全な食料の供給に努めています。
  また、山間地の自然と環境を守り、地域の誇りとして後世に伝えるため、
  が育ち、飛び交う川造りや神楽の伝承、
  そして、県道沿いには、写真のようなしゃくやくの花咲く道づくりに取り組んでいます。


 我が家の前の土手

  生涯、土手草を刈るのかと思うと憂鬱になり、

  サツキを挿し木
  大きくしてから土手へ移植
  しばらくは、サツキの周りの草取りに追われます

  今は、1〜2回程度、
  伸びた茎を草刈機で刈る

  挿し木は、
  花の後、伸びた茎を挿す
  朝、水をやれば、ほとんどつく








  お天気二題

    
                                     南の空に
  6月に入ったというのに、小寒い。    ヒョウ
  いきなりの雷、嵐・・・・場所によっては、雹が降ったとか
  その日の夕方。
  大きな虹が・・・・よくご覧ください。右側にもう一本。
  大朝支所で見えたが、カメラがない。
  仕方ないかと4キロ離れた我が家に帰っても、同じように見える。
  虹は空高く、大きいのか。
  それとも、空中に一団の空気層があって、輪切りの状態でどこからでも見えるのか?


                                        しもの方から霧が・・・
  一夜明けて、青空。
  ところが、下の方から霧が押し寄せてくる。
  流れ込んで、我が家も霧に埋まりそうだ。
  
  昔、母の里の八重に行き、霧の深さに驚いた。
  10メートル先が見えない。
  しっとりとして、髪や鼻先に水滴がつきそうだ。
  霧が晴れる10時過ぎまで、その日のお天気が分からない。

  霧がない筏津の里は、日照時間が長く、寒暖の差も大きいので、稲作に適している。
  ところが年追うごとに、霧が押し寄せてくる。
  新庄、大朝、そして筏津まで・・・・温暖化の影響だろうか?

    

 江川の最上流、筏津の川は、ひとたび大雨が降ると、ごろごろと音をたてて流れた。
 水と一緒に石が流れるのだ。
 それが護岸を崩し、流れの緩やかな所に堆積して、しょっちゅう氾濫した。

 護岸が、畳を倒すように倒れるのを見た。
 橋が船のようにしばらく流れて波間に消えるのを見た。

 およそ20年前、本格的な河川改修に取り組んだ。
 川を拡張するのではない。拡張すれば、流速が落ちて土砂が堆積する。
 ともかく河床を安定して、石が流れるのを防ぐ。
 そのために、写真のような堰を、1キロ余りの間に8ケ所設けた。
 そして、随所にコンクリートブロックを埋めて、左右の護岸と河床の3面を固定した。
 まるでU字管のようなものだ。
 以来、川は安定し、ごろごろという音はしなくなった。
 災害もない。

 しかし、マイナス面もある。
 川に降りることができなくなった
  ・・・竹薮や淵、石づたいに川を登る。そんな子どもの頃に遊んだ川の面影はない。
     孫たちは川遊びもできない。
 河床が安定したので、葦がはびこることになった・・・以前は、葦が生えても、根こそぎ持って行かれた。
 そして、ゴギ(いわな)や山女が棲みづらいことになった・・・釣り人も、味気ないことと思う。
 オオサンショウウオがたくさん生息する川だが、堰を登ることはできないだろう。









防除  (ヘリコプターによる防除)

   防除用ヘリコプター一式は、
   大朝地域の
   農業法人や大型農家で組織する
   株式会社大朝農産で購入
   
   若い後継者の操縦で、
   順次行う





















    

        モリアオガエル   
             今年も産卵・・・筏津の某所にいます






  


小学校が統合して廃校

 その跡を活用して
    芸術村

  平成18年ではや10年

 毎年の行事を

   今年は記念行事に


   静かに、アーテックに

 絵を観ながら、話を聞き

  木陰で、アコーティオンを聴く

  時の田舎料理を食べながら・・・









 アートフェスタの後、展覧会場で
   筏津地域のひとり暮らしの集い
        いきいきサロン

  

   筏津いきいきサロン 平成17年7月の行事
     歌って笑って朗らかに 健康体操教室
   一人暮らしの方など地域の高齢者が集まっての  いきいきサロン
      今月は、筏津芸術村十年記念特別展の会場で、
         
      
JAさくらの会 派遣の心身機能活性療法指導士による
                             新たな器具を使った
フィンガースポーツに続き
       南方の前原哲三さんのアコーデオンの演奏に合せ、
              リンゴの歌
              瀬戸の花嫁
              同期の桜
              北国の春   など   昔懐かしい歌を合唱
                    アンコールも出て、リズムよく 「青い山脈」を・・・・

       素晴らしい絵画に囲まれて、楽しいひと時を過ごしました

       ###########################

 平成19年から
 アートフェスタからホタルと神楽

平成20年度

日程
   5:00 開場
   6:30 〜 8:00  
         「神降」 「恵比寿」  筏津神楽団
                       つち
         「日本武尊」      都治神楽社中(江津市)

    8:00 〜 8:30
         を楽しむ
            らくらくコース
            カジカの歌声コース
            水車小屋コース

    8:30 〜 10:00
          「滝夜叉姫」      琴庄神楽団
          「塵倫」         筏津神楽団

  軽食
      しば餅  バラ寿司  ソーメン  きなこ餅
      フライドフーズ  焼肉  缶ビール
                   (飲酒運転厳禁)

  当日は、海田小学校の児童約20名が、
          見学に参加の予定



平成21年度
 
  ホタルがいっぱい出ます
    出るよと言ってました
    ただし、9時が門限だそうです
    9時には山の方へ帰ってしまいます

  神楽は
   6時30分から
     筏津神楽団     四方祓
                 恵美須
                 神武
   
8時から8時30分まで  ホタル観賞
   8時30分から
     上河内神楽団   新編 伊吹山
     今福神楽社中   大蛇

   
入場無料
   御花、ご芳志は受け付けています

  食べ物、飲み物各種  飲酒運転厳禁




    筏津のホタル神楽アみイきん

        ホタルの道の入り口を飾った竹の灯篭です。
          竹を部分的に切って、中にローソクを灯しました。
          幻想的です。
          道中も、竹の灯篭でほのかに道を照らしました。

    ホタルは写せなくて残念!
    シャッターを切っている人がいましたが、無理でしょう?

                   ホタルはたくさんいました。
                   多いのには理由があります。

      圃場整備のとき、大きな石がたくさん出ました。
      それを排水路に並べて、自然の川を再現したのです。
      ・・・・一般には、コンクリート製のU字管が使われるのですが。

      山水が入る。合鴨を飼うので除草剤や農薬が少ない。
      そのため、ニラが多く、それを食べるホタルが多いのです。

          まるで星空を見ているように、大きいのや小さいのが入り乱れて
          飛ぶのを見たことがあります。


             温度や湿度が影響するようです。
                 年によっても差があります。
                 今年は、まあまあでほっとしました。


                                                 ホタルの小道 入り口

  
              猪が柵の前で右往左往
 対策
     筏津の周囲を金網で囲む
         山の中をぐるりと、万里の長城・・・中山間地の補助で実施
     、猪柵(金網)の手前を右往左往
         ミミズを掘り・・・金網もけっこう役立つようで・・・・・以来、猪の被害はほとんどない
         春先に、雪で倒れていないか、点検する






 筏津小学校跡地の

      筏津芸術村では、

  夏休み 子供絵画教室を開きます。

  趣旨は、パンフのとおりです。



   夏休みの宿題
     絵や工作がありますね。

  お父さん、お母さん
          どうしよう、

     そうだ、筏津芸術村へ

  お父さん、お母さんの送迎で、
     皆で、絵画教室








  
 


   
             筏津大歳神社  八朔の祭典                     八朔祭
                      旧暦の8月1日(朔日)に祭礼を行うことに由来
       お祈りすることは、神社によりいろいろのようですが、
       筏津大歳神社では、 せっかく育った稲穂が、台風に合わず、収穫できますように
       9月の最初の日曜日に・・・・その後は、地域ぐるみの運動会

 運動会シーズンのトップを飾る
           村ぐるみ大運動会  

平成8年3月に統合・廃校
  その後、地域で運動会
      ずっと続けています
  小中学校の運動会の前に
        いつも、トップになる
 
競技は、玉入れ、玉ころがし、
   満水競争などクラシックで
   誰もが参加できるもの
   縄ない競争、リーム廻しも・・・

写真は、平成18年
  幼児のフーセンとり
  子どもたちは多いようですが、
  町から帰ってきた子も一緒
  実際のところは(住民登録)
   0歳2人 1歳1人 2歳1人 
   3歳1人 4歳0人 5歳1人
来賓は、
  芸術村の会員さんと家族 
  老人ホームやすらぎの入所者12名
  農家ツーリズムの女性2名 

○ 稲刈り
   大型コンバイン2台
   中型ダンプカー2台

   コンバイン2台がフル稼働
   運転手一人で
   ダンプカーによるピストン輸送

   3人で、乾燥機2台を一杯に










  刈り取った籾を
     乾燥機に投入

      乾燥機2台










籾摺り・袋詰め

 貯蔵器から籾を受け
 籾摺り

 籾を自動計量
 
 籾の入った袋は
 ポンプレッサーで吸引して
 楽々と積み上げることが
 できます

 後はホークリフトで運ぶ

   1日 約300袋


                                                                       農事組合法人いかだづ   

  秋祭り
   
          
            
              筏津神楽団  羅生門



 

 大朝は筏津の そうず(水車小屋)

  やまなみ大学で、
   井野さんのご指導で葺きました
、    山県キャンバス・スペシャル講座

   リンク先 茅葺の技・伝承の会

 
  圃場整備の際、自然石を使って石積み水路を建設・・・夏は、蛍がたくさん出ます
      


    大豆の刈り取り

        

    飼料用稲の刈り取り

        

   筏津芸術村

      

                 今田拓志先生の陶芸教室        


  



 正月早々、神楽団も活躍

 筏津大歳神社に初詣

 平成19,20年の1月1日
 初日の出は、海田大橋で拝む

  フジグラン安芸

   神楽「羅生門」を舞うは、
     筏津神楽団

  恵比須
  八岐大蛇

   四方、そして上からも
     福袋を抱えた
       たくさんのお客さんに
         囲まれて
  






    筏津の清水さんとこのご姉妹
    
姉の田村さんは 三つ子  
    
妹の今重さんは続いて
       お正月に、里帰り
       ・・・賑やかなこと













  何時頃から始まったのか・・ とんど
                私たちの子どもの頃はなかった
                     今年は雪が多くて、とんどの周りを囲めない
                                翌日は、神社の屋根の雪下ろし

    

    里見劇団進明座 
         一人暮らしのお年寄りを中心とする 筏津 いきいきサロン
             月に1度の集い  1月は、ボランティアのご協力で広島へ

     雪に閉ざされ、陰鬱な日々に、一瞬の光明を見つけた思いがしました
                一座の皆さん ありがとう

        

                                    筏津  豆腐づくり
    農業法人の転作で収穫した豆で豆腐づくり
        毎週、土曜日の早朝に、交代で3人ずつ
             消泡剤を使っていません
         パックして、筏津の希望者や
                わさ〜る産直館 
                からしろ館、 
                高速道広島浜田道 寒引パーキングエリアの売店で販売

  平成17〜18年の大雪





            筏津の追坂橋付近

   同じ1月の風景でも

     雪の多い年   


     雪のない年  
















  いきいきサロン
 雪や寒さに負けず、
    2月のサロン
  歌って、笑って、
       ゲームして
                          皆で 
  鍋を囲んで食事会











     

 雪の中の渓流釣り
   この3月1日に解禁  ヤマメ  イワナ  ゴギ

    江の川の上流  可愛川   
      大谷・筏津は江の川の源流
  解禁の朝は、暗いうちから、川添に自動車が点々

       多く釣る人も、少い人も・・・・・・・








 筏津いきいきサロン 3月の行事
     お年寄りを招いて、
        男の食彩
 「大ごっつおう
     というほどではありませんが、
 健康を考え、薄味で、
     身体に良いものを・・・・・
    一緒に、 にぎやかに、お食事
  調理の時の写真は、
 わざとじゃなくて、ぶれまして・・・・
  小生は、どんぐり村の
     そば道場で教わった
       「そば」に挑戦



       
            空き家情報に登録
            筏津芸術村の近く・・・約200m

        筏津芸術村では、芸術活動に取り組む芸術家を募集しています。
                宿泊定住して、じっくりと創作に没頭できます。
                     地域も歓迎します。


    

     2014筏津地域総ぐるみ大運動会 (2014.8.31)
        小学校が平成8年に閉校以来、地域独自で運動会を続けています。
        縄ない競争やスリッパをとばす「明日天気にな〜れ」、
        長い縄や短い縄の束から「くじ」のように引いて結び、長さを競う「どれにしようかな」など
        誰でも参加できる、ユニークな競技
        そして、お昼は全員で食事
        その間、若妻の紹介もありました。


     

       運動会の休み時間に、消防団によるポンプ操法の実演
       新しく消防車が入りました。
       エンジンの音が小さい。
       つい、昔の団員が 「それで一杯なの」 と言ってしまった。
       雪の中も出動できるよう4輪駆動の自動車に搭載






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