ここで、「自治の歴史」を振り返って見ましょう

江戸時代はどうだったでしょうか。

 幕府は、藩に、参勤交代をさせたり、幕府管轄の土木工事を命じたりしましたが、総じて各藩の独立性は高く、当時「国」と言えば「藩」のことでした。

 幕藩体制は分権的だったと言えるでしょう。しかし、藩は、農民に年貢を強制しますが、農民のために福祉、教育など行政サービスを行うことはほとんどなく、農民の声を聞くこともありませんでした。

藩には、住民参加の自治は全くなかったのです。

 いくら分権的でも、住民参加の自治がなければ、地方自治が確立しているとは言えないのです。

会員は有志で、会費は不要です。

                             

  発行     地方自治を確立する会 代表 杉本武信

           所在地 広島県山県郡大朝町筏津1247−2

                     TEL (0826)82−2738

                    Email:wsk@eos.ocn.ne.jp

分権自治の明日へ

住民が参加して何かやろうにも、権限財源がなくてはできせん。

 権限や財源があっても、住民の理解や納得がなく、一部の者だけで行政を進めるようでは、自治と言えません。

 地方自治が確立する上で、
     @権限や財源の確保による自治団体の自立 
     A住民の参加による理解と納得の自治 

 この2つは、いわば車の両輪です。

地方自治を確立する会


代表 杉本武信

VOL. 1
発行 ’03.7.2

         自分のことは、できるかぎり自分でやる。

            それが、人間本来の姿なら、

 自分たちのことは、できるかぎり自分たちでやる。

 地域のことは、できるかぎり地域の者で、

 町のことは、できるかぎり町民の力で、

            これも、人間本来の姿なのです

       

 ところが、日本の市町村は、権限が限られ、自主財源が乏しく、多くを国や県に頼らざるを得ません。

 そのため、住民の声を聞くよりも、国や県の指示補助に頼りがちです。

 権限も財源もない、そのため、住民参加の自治が育たない。
          そして、国に頼る・・・・
 この悪循環のため、日本の地方自治は健全さに欠け、世界的にも特殊なものになっています。
 

 
  これを何とかしよう。

  地域のことは地域住民で・・・
  我が町のことは、私たち町民の力で。

  そのため長年にわたり議論してまいりましたが、ようやく平成11年に地方分権法が制定され、そして今、具体化の第一歩として次の方策が示されました。

 小泉首相が提案し、政府の経済財政諮問会議の答申「骨太方針」第三弾に盛り込まれた「国庫補助金の削減と税源移譲」です。

数値目標を立て、具体化を図ろうとする姿勢は、高く評価されるところです。

しかし、実際にどうなるのか、私たちの生活にどう影響するのか、まだまだ不明で、これからの問題です。

 地方自治の確立とは、どういうことでしょうか?

    はじめに、その基本をお話してみたいと思います。

 

自治」とは、まさしく「自ら治める」ことです。

その「」が一人の場合、自分自身の自立のことです。



ところで、
市町村(自治団体)の場合、そこに住む住民は多数です

多数の住民が構成する自治団体の自治が成立するためには、

@           自治団体自体が自立していること

他に頼ることなく権限や財源が確保されてしていること

A           自治団体を構成する住民が自立して自治に参加していること

 
個々の住民が自治に参加して理解・納得していること

自治が確立するためには、この二つの条件が整う必要があります。



戦前はどうだったでしょうか。

国をあげて戦争を推し進めるような状況
では、分権の考えなどあろうはずもなく、
市町村は国に追従するほかありませんでした。


中央集権的な国に、民主的な国はありません。

分権自治の発達した国は民主的で、人々の願いがよく行政に反映
され、国の独断に対してブレーキの役割を果たします。

現代はどうでしょうか?

戦後も、中央集権的な体質は受け継がれました。

戦後の厳しい時代は、集権体制で乗り切ったという面がありますが、マイナス面も多く、早くから分権改革の必要性が叫ばれていました。

実際問題として、国民や住民に、行政情報が知らされない、知ろうとしない、無関心、役人任せ、政治家任せ、その一方で不信・不満といった状態は、決して民主的とは言えません。

まず、私たちの生活に身近な地方自治の場で住民参加の自治を作り上げ、

民主主義を育てて行かなければなりません。

       


地方自治を確立する会の発足について

 幾多の年月をかけて議論されてきた分権改革が、いよいよ具体化の段階になりました。

 市町村の合併も、単に効率だけの問題ではなく、自治基盤の拡充を見据えたものでなければなりません。

 

 しかし残念なことに、日本の自治の歴史は浅く、 自治の精神は育っていません。何かといえば、国 に頼り、国の後押しで進められ、自治意識に欠けているところが多分にあります。

@権限や財源の移譲を受けるにも、A住民参加による理解と納得の自治を進めるにも、その実現の主体となるのは、私たち住民です。

そのような意味合いを込めて、ずうずうしいようですが、あえて

地方自治を確立する会と名づけました。  

この会は、6月23日に発足しました。

その目的は

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(Eメール版)

その骨子
  2006年度までに、補助金を4兆円程度減額し、
  (所得税といった)基幹税を基本に、その8割程度を税源移譲する。  
  義務的事業については、効率化を図り全額移譲する。