抜粋・「地方自治を確立する会」杉本武信
昭和38年豪雪を経験してる者からみれば、驚くほどでもないのですが、
地球温暖化と言われ、年々、雪が少なくなりつつある中で、
久しぶりの大雪でした。
昭和38年豪雪
下屋根の高さまで雪が積み上がる
どこの家も、毎日雪下ろし
子どもたちも、遊んではおられない
大朝市街地
県道芸北・大朝線ですが、
自動車はしばらく通行不能
ブルドーザーは、町内に1台のみ
(写真は、「写真集・ふるさと伝承・大朝」から)
昭和38年豪雪
平成18年豪雪
雪に覆われた民家 (大朝地域の筏津)
毎日毎日
除雪
屋根の雪下ろし
家の周りの雪かき
大変でした
翌年の同じ時期
同じ風景ですが・・・・・
(大朝は筏津の追坂橋付近)
雪を寄せて とんど
今年は雪が多くて、とんどの周りを囲めない
翌日は、神社の屋根の雪下ろし
「八幡の雪はどうなんだろう」と お思いの方も多いでしょう。
写真上は、 八幡郵便局前・・・・・・12月の雪が、道の端にうず高く積まれています。
家が隠れているのではありません。
次の年の秋、
雪のないときの八幡郵便局の近く
向こうの突き当りが郵便局
手前の左の家は、
屋根の雪や除雪の雪で
家が壊れてはと、
軒下をコンパネで防御体制
写真下は、 前にも紹介しました 茅葺きの家 最近のトピックス
家の前の埋もれたハウスのパイプをご覧ください。
ハウスの柱の部分は埋まって、ハウスの横のパイプまであります
芸北地域
土橋生活改善センター
12月21日朝
建物が
すっぽり
埋まっています
同じく土橋生活改善センターの夏
除雪
またまた雪 お天道様 もう勘弁してください!
夜の雪なら、朝いっせいに除雪スタート
ところが今回は、8日の日中に積もる・・・・・除雪をどうする・・・・
町のダンプにハイドバンを取り付けた除雪車が、1日中稼動
しかし、限度があり、狭い道は入れない
除雪について、いろいろ苦情があることから
12月議会で、除雪基準の制定を提案しました。 リンク 17年12月議会
・・・・・・・
苦情で多いのは、
遅い 粗雑 出入口に雪を寄せる
今年は、「町民のみなさまへ 除雪についての協力のお願い」が
町建設課から 広報と一緒に各戸へ配布されました。
除雪の予算は、1億0200万円 既に、ゆうにオーバー
結果、 その年の除雪費 (17年度決算) 2億1,279万円
参考 18年度決算 2,593万円
19年度予算 6,700万円
観測地点 | 12月18日 | 12月22日 | 2月9日 | 警戒積雪深 |
八幡小学校付近 | 162cm | 171cm | 118cm | 220cm |
川小田 芸北支所付近 | 129 | 139 | 146 | 197 |
大朝 中三坂峠付近 | 112 | 106 | 78 | 85 |
志路原 道原商店付近 | 102 | 99 | 78 | |
有田 サンクス付近 | 37 | 30 | 39 |
被害
人身事故 死亡 1件 傷害 11件
家屋被害 119件
農業用施設 69件
農作物 78.3ヘク
公共施設 37件
畦が切れる
「畦が切れたで いつまでも炬燵のもりゅう しちゃーおれんで
だいごよー出して 苗代の支度せにゃあ 」
現代語訳
「雪が消えて、畦が見えてきた いつまでも 炬燵(こたつ)にあたってはおられない
駄屋(牛小屋)に溜まった敷き藁(わら)や牛糞を田んぼに出したり
、苗代(なわしろ)の準備をしなければ・・・」
(昭和30年前後の、ゆったりとした時代のこと)
さあ 春が来るぞ 春を待ち望む村人の気持ちのこもった方言 (方言集「おおあさ言葉」から)
しかし、北広島町は広い
写真は、大朝は筏津 遠方に見えるのは、筏津小学校跡の筏津芸術村
同じ大朝でも、南の地域は既に、田んぼに雪がない
しかし、日陰や吹き溜まりには まだまだ・・・・
でも、千代田では、ほとんど
芸北は・・・・・・・
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