No.6  2003.7.8

自然のおきて

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うっとうしい梅雨空が続きますが、いかがお過ごしでしょうか? 畑の野菜も少々水に酔ってきて、レタス類などは痛みが激しく、病気の出始めた野菜もあります。早くスカッとした青空になって欲しいものです。

さて、今回のテーマを「自然のおきて」としましたが、おきてとはいえ悲しい出来事を二つ紹介します。

一つ目は、この春のこと。昨年もらってきた鶏の小屋があまりにも小さいので、1週間ぐらいかけて一坪ほどの鶏小屋を作りました。廃材を利用してなかなかのできばえだったのですが、そこへ鶏を移して2週間目ぐらいだったでしょうか。順調に卵を生んでくれていたのに、朝行ってみると、首なしで死んでいました。どうやら隙間からイタチが入ってやった様子。どうせならきれいに食ってくれればいいのに、中途半端な野郎です。

二つ目は、ついこの前のこと。我が家にもツバメの夫婦が来てせっせと巣作りをして、卵を産み、待ちわびた雛が5羽かえっていました。用心深く、納屋の中に巣を作ったので、夜も戸が閉められず、いつも半開きにしていました。ある日、いつものピヨピヨという鳴き声がしないので、巣をのぞいてみるとなんと空っぽ。あたりを探しましたが見当たりません。親もいっこうに現れるようすがありません。近所のおじいさんに聞いてみると、「カラスじゃろう」とのこと。このあたりのカラスは孵ったばかりの雛を狙っているようです。なんというやつら!

田舎には身近に、毎日のように生と死があります。    

キュウリの花

フジ菜園通信