フジ菜園通信 NO.22    2003.10.28(火)

種どり

 秋も深まり、山の木々も少しずつ色づいてきました。この分だと八幡あたりはそろそろ紅葉の見ごろになると思います。最近は山にも登らなくなり、スポーツ、読書とも縁遠い秋になりました。そして、もっぱら食欲の秋になってしまいました。おなかの脂肪が気になり始めているのは私だけでしょうか。

 さて、「無農薬有機野菜」づくりを目指してやっていますが、まだまだ不十分な点がたくさんあります。そのひとつに「種の自給」があります。と言うのも、市販のいわゆる「野菜の種」は厳密に言うと、その多くが薬によって殺菌処理されています。よく袋を開けてみると、中の種の色が真っ赤だったり、「本種子は農薬(キャプタン剤)で粉衣処理してあります。・・・小児の手の届かない所に保存してください」などと書かれていたりします。

 そこで、出来るだけ種は自分の畑で取れるものはとろうとし始めました。種を取るには、いい株のものを収穫せずに残し、花が咲き、種が出来るのを待つのです。この2年間で種どりに成功したものは、コマツナ、ダイコン、大豆、インゲン、キュウリなど10種類あまりです。まだまだ全体の5分の1といった所です。

 種どりには、障害も少なくありません。まず、F1と表示されているものは一代交配種なので種どりには向きません。また、種を実らせるまで株を置いておくので、次の野菜づくりの邪魔になります。せっかく種を取ってもほとんど発芽しなかったということもあります。(今年のゴマがそうでした)

 いつになったらすべての種が自給できるでしょうか?チャレンジ精神で楽しみながら一つ一つ増やして行こうと思います。

今週の野菜

          チンゲンサイ 

          ダイコン 甘みがあって肌もきれいで・・・。なかなかいい出来です。先日おでんにしましたが、子ども達もよく食べてくれました。昨日はダイコンすり。これもなかなか。

          サラダ菜 霜にあってから少し痛んでいる所もあります。

          ラデッシュ 久しぶりの登場です。

          ミブナ 鍋に入れてみましたが、なかなかいけましたよ。

          タアサイ 初登場です。中国野菜のひとつで油炒めがもっとも特徴を発揮するようです。その他、おひたし、汁の身、煮物などにもいいようです。

 

あとがき

パソコンが壊れてアドレスがわからなくなったため、メールを送ってもらえるとありがたいです。よろしくお願いします。

 

 藤本 克志

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