No.18  2003.9.30

初体験

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芸北では、ここの所毎朝7℃前後の冷え込みで、ストーブを出しました。皆さんのところはいかがでしょうか?

 さて、この年になってもまだまだ初体験をしていますが、先週生まれて初めて「稲刈り」を経験しました。「稲刈り」と一言で言ってもピンからキリまでありますが、我が家ではかまで刈ってはで(・・)に干す、昔ながらのやり方です。なぜかというとこだわっているわけではなく、機械がないからです。まあ、初めぐらい苦労して収穫してみようという興味もあったのですが。

 まず、はで(・・)を組みます。先生は田んぼをお借りしたSさんです。稲を掛けたとき倒れないように、しっかり組まなくてはいけません。ちゃんと崩れない組み方があり、まずはひとつ賢くなりました。

いよいよ稲を刈ります。ふたにぎり刈ると一束にしてワラでくくります。これもほどけないようにきつく縛るやり方があり、またひとつ賢くなりました。ワラをあらかじめ湿らせておく、とか、ワラの余分な葉をこそぎ取ることとか、細かいことも効率よくやるためには大事なことです。

そして、はで(・・)に掛けます。ここにも工夫がありました。単に半分にして掛けてあるわけではなく、一握り分と残りというように分けて掛け、少ないほうを間に入れてずり落ちないようにするのです。こうすると、たくさん掛けることが出来ます。

こうしておかあちゃんと二人で(子ども達も手伝ってくれましたが)丸3日かかって4畝の稲を刈りました。しかしまだまだ新米は口には入りません。これから3週間干し、脱穀、精米・・・とまだたくさんの行程が残っているからです。早く食べたーい!
←はで干しした稲。
フジ菜園通信