No.13  2003.8.26

草刈の達人

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 夏らしいカンカン照り日が続いたかと思えば、また梅雨のような天気に逆戻り。本当におかしな天気です。でも何とか野菜たちは元気を取り戻しています。

 HPを見てくださっている方はご存知かもしれませんが、夏場の畑の主な仕事は、草刈や草取りなどの雑草との戦いです。ちょっと詳しく紹介しましょう。

まず、野菜の株の間は、たいていワラやモミガラ、刈り取った雑草で有機マルチをしています。こうしておくと雑草が生えにくいだけでなく、水分の蒸発を防いだり、直射日光で異常に土の温度が上がるのを防いでくれます。それでも2週間に1度くらいは、間から生えてくる草を手で取らなければいけません。

それから、畝(うね)の間(通路になるところ)や畦(あぜ)は草刈機でいっきに刈ってしまいます。草がまだ短ければコード式のもので刈ります。これはプラスチックのひも状のコードを回転させる勢いで草を刈り飛ばしていくもので、完全防備が必要です。顔全体を覆う網状のマスクに長袖、長ズボン、手袋です。なぜなら草ばかりでなく、小石も一緒に飛ばしてしまい、怪我をする恐れがあるからです。

草が長くなっていればのこ歯式のもので刈ります。この方法では石やコンクリートに当たると、のこ歯が欠けてきてだんだん切れなくなってくるので、まめに刃を研がなくてはなりません。面倒なので嫌いです。

もっといやなのは機械で草を刈っていると、気づかないうちにカエルを殺してしまうことです。手で刈れば殺すことはないのに・・・。

 

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フジ菜園通信